tuiterujan’s diary

母の在宅介護から老健へ入るまでの様子や感じた事をかいています。

車椅子に座っていた…。

母が、こちらの病院へ入院してから食べれる事ができ車椅子に乗れるまでになった。
病院へ行くと何ヵ月ぶりか…。母が、車椅子に座っている姿を見たのは…。
長時間は座っているのが、大変だけど少しの間は座っている事ができると…。
以前入院していた病院では看とりの話をされ、胃ろうの話しもあったが回復した。
嘘みたいに元気になっている。
以前の病院に、居たら本当に死んでいた。病院が変わると
こんなにも違うのか。病院を転移して本当に良かった。
以前、服用していた精神薬は全部止めている。まだまだ、自分でご飯を食べたり掴まり立ちは出来ないけど、車椅子に座れただけでも嬉しい。母も喜んでいた。
また、始めからリハビリの練習。嚥下、立位。ベッドから車椅子への移動…。
頑張ってほしいな…。
なんだか、また涙か溢れてきた…。

表情が柔らかい…。

病院転移して、母は少しずつ高カロリーの栄養ゼリーを
食べれるようになった。自力では、食べられないので介助
してもらいながら…。点滴は、まだ取れない。
それに、母のお尻に褥そうができていた…。寝たきりだった
為…。口から、物を食べ栄養とってもらわないと治りにくい
ので母には、頑張るように伝えた。
顔の表情が以前より、穏やかになり柔らかくなっている。
病院が、変わるとこんなにも違うのか。看護婦さん達もよく
話し掛けてくれる。人は、関わり方で表情が優しくなったり
険しくなったりするのだと感じた。確かに、介護の世界だと
よくわかる。認知症の方は嫌な事をされたりすると、感情は
生きているのでしっかりと覚えている。表情も険しい。
穏やかに対応すると、表情も柔らかい。
母をこちらの、病院へ転移して良かった…。

医師と話しする…。

11月中旬、転移先の病院へ入院ができた。
病室へ案内されストレッチャーから、母をベッドへ
移動する。タクシー代も高かった…( ̄▽ ̄;)仕方ない。
病室へ内科の医師、看護婦さん、理学療法士さん相談員さん達が来られた。母は、皆さんの顔を覚えていた。医師は、母の状態を見て紹介状に書いてある事が違うと何度も首をかしげて、昔のやり方か?と。
看護婦さん達に、紹介状書いた医師を知っているか何度も聞いていた。どんな内容で書いてあるか私には、わからない…。
理学療法士さんが、母をベッドから起こし座れるのか立てるのか確認していた。
母は、ベッドに座れたが筋力低下で支えがなければ座れず、掴まり立ちも出来ない。ご飯も食べれていなかった為、点滴をしながら嚥下訓練をすると医師は言う。この後、医師と話しをし何故、転移をお願いしたのか伝えると、ある程度は相談員から聞いていたと…。転移前の母の様子や医師の脅し言葉を事細かく説明すると何度も首をかしげ、明日から検査をしながら状態を見ていくと言われる。また、寝たきりだった為少しずつリハビリをしていくと。転移前の病院で、精神薬を服用し鎮静化。転移先が決まったとたん、薬を減らした…。これも事実…。医師に伝えた。
これから、母は何処まで回復するのかわからないけど、少しでも長生きしてほしい…。

安堵した…。

今日は、やっと転移先へ移る日。
朝から慌ただしい。午前11時迄に、転移先の病院へ
到着しなければならない。
10時に予約した介護タクシーが来られストレッチャー
を母の病室まで運び、母を乗せる。病院の看護婦さんか
ら、転移先へ渡す紹介状と看護サマリー、服薬を貰う。
看護婦さんが2人、外まで出て来られ見送ってくれた。
派手な看護婦さんは病室で挨拶して、さよなら。
やっと、母を他の病院へ移す事ができた。ここの、病院
に居たら死んでしまう…。先生の言葉が「私のやり方に
不服なら他の病院へ行って」…。あの時の言葉がこだまの
様に耳に残っている…。恐ろしい…。
母を乗せた介護タクシーは、転移先の病院へ到着する。
私は、安堵した。
この病院は、母が骨折で手術後リハビリ入院した病院。
内科もあり、丁寧に対応してくれた先生もいる。
受付で入院手続きをし、相談室で何故こちらに転移し
たのか聞かれた為、事細かく説明すると看護婦さんは
ビックリされた様子…。暫くすると、お世話になった
相談員さんが色々と大変でしたねと挨拶に来られた。
挨拶後、母と一緒に病室へ案内された…。

介護タクシー…。

退院当日は、介護タクシーがストレッチャーを用意して母の病室まで迎えに来てくる。

車イスやストレッチャーは貸出無料。

転移先の病室まで連れて行ってくれ、運転手さんが利用者の介助行ってくれる。

運転手さんは、介護福祉関連の資格を持っている。資格を持っていない運転手さんは利用者から要望があっても介助行為はできないので、殆どの運転手さんは資格を持っているそう。ただの、運転手さんではない。運転も出来、介助も出来て知識もある。

在宅介護の方は、市町村へ介護タクシー券を申請すると一割引きの券が発行される。入院中は、介護タクシー券は使えない。

しかし、身体障害手帳がある方は、手帳を予約時に伝えると一割引きになると市役所の方から説明された。良かった…。

料金は、時間制運賃と距離制運賃があり、私が、予約した所は距離制だった。

どのくらいの、料金になるのかは分からないが…。

始めて利用するのでこれは、ありがたい。

明日は、やっと転移先へ移る日だ…。

後、1週間…。

病院転移まで後、1週間。長いな…。
母は、この病院へ入院してからベッドから起き上がる
事、数回。食事もベッド上で食べ、車椅子に座って
いる事も数回…。このまま、病院転移しても寝たきりか…。
元の状態には、戻らなくても車椅子に乗れてご飯を
食べれるまで回復してくれたらどんなに良いか。
毎日、祈るばかり…。
母は、相変わらず眠い様子で面会に行っても言葉交わす
事、少ない。怒ったり、笑った顔をずっと見ていない。
また、母の病室へ派手な看護婦さんが点滴の交換をしに
きた。「先生がご家族に言った言葉が、頭から離れなく
て考えちゃって眠れなくてね。転移先が決まってホッと
しました。」と…。私は、看護婦さんにも不信感があっ
た為、黙って聞いていた。
後、1週間我慢すれば退院だ…。

感じた事…。

11月になり、寒くなるかと思いきや日差しが強く暖かい。
紅葉は所々、色付いてきた。母の病室は西側にあり暖かい。
熱も下がり安定している。SPO2も安定している。
誤嚥性肺炎は、何度も繰り返すらしい。この病院に来なければ誤嚥性肺炎にはならなかった…。精神薬を服用し鎮静化、
嚥下低下…。くやしい思いでいっぱいだけど今は、このまま
安定が続き無事に転移先の、病院へ行くこと。
私が、感じた事は精神病院以外の病院では精神疾患があり
入院すると厄介な患者と思われること、確かに精神疾患
対応は難しいが…。それに、高次機能障害もあるとさらに
対応が難しい。けれど精神疾患と高次機能障害は同じ病気じゃない。なのに医療は、なんでも薬づけ。(この病院は)
介護では、ひとつ、ひとつ勉強し理解をしその人にあった
支援をするし、尊厳を大切にする。
医療は、ビジネスだと最近、耳にしたが…。確かに儲けも
なければ困るが命をビジネスと考えるのは違うかな…。