tuiterujan’s diary

母の在宅介護から老健へ入るまでの様子や感じた事をかいています。

泣かなくても・・・。

10月下旬。大安吉日!!退院の日。朝から気持ちのいい天気だ。

今、思えばあの暑い毎日よく病院に通ったものだ。

母が倒れ、担当医から母が昏睡状態になっているときの説明で

「どうなるのかわからない・・。」と聞いたときは正直覚悟した。

それから、5ヶ月。ここまで回復するとは思わなかった。

母には高次機能障害、左麻痺が少し残ったけど、どこまで長生き

できるかわからないけど元気で過ごしてほしい。

 

病室の荷物片付けをし、部屋をでると仲良くなった

おばあちゃんが泣いていた。(90歳の方)

お互い手を握りあい風邪を引かないようにと話ている・・。

もう一人同じ苗字のおじいさん。(78歳の方)部屋で休んでいる。

退院の挨拶をしに部屋へ入るとベットから起き上がりこのおじいさんも

泣いていた。母の手を握ったまま離そうとはしなかった。

みかねた看護婦さんが、2人の写真を撮ってそれを直ぐコピーして

2人に渡してくれた。おじいさんはリハビリに行かず玄関まで

リハビリの方と母を見送りにきてくれた・・。

最後の最後まで目を真っ赤にして泣いて見送ってくれた・・。

毎日、母とジョーダンばっかり言っていたから

きっと、寂しんだろうな・・。

次の通院日にまた会えると伝え私と母は家に向かった。

 

病院生活が長くなると、同じ病気になった方とは

何か通じるものがあるのかもしれない・・・。

おばあちゃんとおじいさんが母と仲良くしてくれていたから

母もここまでこれたんだと思う。感謝です。