長谷川式認知症スケール…。
長谷川式認知症スケール。母が以前精神科へ入院する時にこのテストを受け
認知症と分かり、まさかうちの親が…。と衝撃受けたことを覚えてます。
昨年の、介護認定調査の方も細かく母に聞いていた。
長谷川式認知症スケールとは、聖マリアンナ医科大学の長谷川和夫先生が開発した
テスト。2004年に痴呆症から、認知症に変わったため、長谷川式認知症スケールと
呼ばれるようになった。高齢化に伴い認知症の割合は増加…。認知機能のレベルが病的
なレベルかを判断する必要があるため認知機能レベルを推定するために行われる検査。
その他、CT,MRIの画像診断や症状の検査もある。
2018年度には、診療報酬の改定により、保険診療でできる検査に認定された。
私の母の時は、改定前だったので結構な料金でしたΣ(゚Д゚)・・。
テストは、設問で…。
『年齢』・『日時の見当識』・『3つの言葉の記銘』・『計算問題』・『数学の逆唱』
『3つの言葉の遅延再生』・『5つの物品記銘』・『言葉の流暢性』9のつの設問が
あり点数をつけていく。30点満点で、20点以下だったら認知症の可能性あり、母は20点以下だった…。
他、ミニ・メンタルステート試験(MMST)もあり日本の医療現場ではこの二つが、使われることが多いそうです。
この時私も、母の後ろで設問を聞きながら3つの言葉の記銘を先生が言っているのを覚え「桜、犬、猫」と記憶する。その間に他の設問をうけ『3つの言葉の遅延再生』で
覚えているか母に先生はヒントをいいながら聞いていた。母が答えている最中ハラハラしながら聞いていた。これは、答えられていた。が…。『言葉の流暢性』の所で、知っている野菜の名前を言って下さいと聞かれ、じゃがいも、人参、玉葱、ほうれん草…Σ(゚Д゚)・・。でてこない・・。野菜の名前が…。でてこない。
これは、ショックだったのを覚えている。また、『計算問題』で100-7はいくつですか?の設問に答えられず…Σ(゚Д゚)・・。
当時の先生は、優しく丁寧に「年をとれば誰でも物忘れがありますよ。」と声を掛けていたのを覚えている。
高齢者は、喪失体験が多いため鬱病になってしまう事もある。鬱病で意欲低下、思考抑制、身体症状などによって点数が低くなることもある。と、先生は話してくれた。
当時の、画像検査には脳の萎縮は見られず。軽い認知症と判断された。
今は、人生100年時代というけれど…。確かに、しっかりした70代~90代の方は
多いです。その反面、認知症の方も多い。また、若年性認知症で早い方で40代から発症し長くは生きられないと。悲しすぎる…。
私は一日、一日を大切に、生きようと思った…。